2020年5月26日火曜日

コロナを理由に回答を先延ばしする病院側にさらなる要求書を出しました。


要 求 書

  昨今のコロナ禍の情勢により、団体交渉の予定は未だ立っていない。よって、「4月27日付要求書」に対する文書での回答を再度要求する。


「一」については、前回団交から3ヶ月超経過しているにもかかわらず、何らの回答もない。調査結果を文書で回答すること。
「二」については、申し送りの開始時間が9時以降になったということが、周知徹底されていなかった事実に基づくものである。
「三」については、永留分会長への早出残業代の支払いに関する病院側の説明について、代理人弁護人に重大な事実誤認があったということである。
「四」については、早出残業代の支払いについて、病院側の意向が変遷したことについての理由の説明を求めるものである。

「五」について、若干補足する。
新型コロナウィルスの問題は、喫緊の課題である。現在も感染者が出ていることもあり、とくに病院現場での感染は跡を絶たない。府中の根岸病院、多摩総合医療センターでも職員に感染者が出ている。聖パウロ病院でも例外ではない。聖パウロ病院においては、「検温やアルコール消毒、2時間おきの換気の徹底」という注意は口頭で行われているのみである。しかしこうした重大な注意喚起が文書では行われていない。新型コロナウィルスの終息には2年はかかるというのが、おおかたの専門家の見方である。そのことにふまえ、周知徹底させるために、注意事項を文書で通知し、掲示板に張り出すこと。

職員に感染者が出た場合に、特別休暇扱いになるにせよ、賃金が十割補償されるのかは職員の最大の関心事である。賃金補償がどうなっているのか、十割補償なのかどうなのか団交を待たず、文書によって通知し、病院の掲示板に張り出すなどの処置を行うこと。
 またこうした特別な疾病で職員が休む場合、就業規則上はどういう扱いになっているのか、就業規則の開示をも含め、組合に文書での回答を求める。

また、聖パウロ病院では、エイドさんなどの派遣労働者が多く働いている。彼ら彼女らに対しても、特別休暇を取得できるようにすること。子どもの休校に伴う養育が必要な場合においても、特別休暇を取得できるようにすること。またこれらの内容を文書によって通知すること。

上記の要求は喫緊の課題である。掲示板への張りだしは6月上旬(6月10日)までに行うこと。


この要求書に対する回答期限は、6月1日(月)とする。
以上