2020年4月28日火曜日

今までの団交に踏まえた要求書を、病院側に送付しました!


要 求 書

  以下の事項について、文書における回答を要求する。

  1. 前回の団体交渉(2020年2月5日第2回団交)において、貴病院が確認するとした事項についての回答を求める。調査結果を文書で回答すること。

  1. 組合は、昨年12月の数日間、および1月14日に「午前8時50分から申し送りが行われていた病棟があった」事を確認している。そうであるならば、これは、貴病院での時間変更が周知徹底されていなかったことの証拠である。また、文書による通知を行うこと。

  1. 第一回目の団体交渉において、「申し送りに係わった全職員に未払い残業代を支払え」という組合の要求に対して、貴病院は「永留さんだけはお支払いする」と発言している。花岡事務部長は、さらに支払いのための計算方法まで言っている。第三回目の団体交渉においては、代理人の鈴木弁護士が「われわれは永留さんについてお支払いするということは申しあげてないんです」と明言しているのである。鈴木弁護士が「申しあげていない」と言ったことについて、釈明を要求する。

  1. 三について、第一回目の団交から第三回目の団交に至る過程で、病院側の意向が変わっていることは明らかである。なぜ変わったのか。未払い残業代を支払わなくてもいいと言うことになったのか。説明を要求する。

  1. 日本における新型コロナウィルスの感染者は1万人を超え、拡大の一途を辿っている。医療機関での感染も相次ぐ事態となっている。聖パウロ病院も例外ではない。37・5度以上の発熱、風邪の症状や倦怠感、息苦しさを感じる症状、味覚障害など新型コロナウィルス罹患を疑う場合及び感染した場合は病院の責任で自宅療養とし、特別休暇として取り扱うこと。
  2. その期間は賃金補償を行い、労働者に不利益扱いを行わないこと。また、賃金補償については、十割補償を求める。
 派遣労働者、委託労働者に対しても同様の休業補償を行うこと。特別休暇を取得できるようにすること。子どもの休校に伴う養育が必要な場合においても、同様の措置を講じること。
 以上の措置を行うことを、文書によって、全職員に通達すること。


以上の諸点についての回答を、2020年5月7日(火)までに文書で行うことを求めます。
以上

2020年4月25日土曜日

根岸病院の仲間がコロナ対策で申し入れ

多摩連帯ユニオン根岸病院分会がコロナ対策で、根岸病院経営に申し入れをしました!

 
 2020423日
医療法人社団 根岸病院
理事長 松村英幸 様
                 合同・一般労働組合 多摩連帯ユニオン
                         執行委員長 徳永健生
                    多摩連帯ユニオン 根岸病院分会
                           分会長 徳永健生
新型コロナウイルス対策に関する申し入れ
 新型コロナウイルスの感染者は1万人を超え、拡大の一途をたどっている。医療機関での感染も相次ぐ事態となっている。根岸病院における感染防止策もより具体性が求められている。患者と労働者の生命と健康を守り、感染拡大を防止するために、病院としての安全配慮義務の徹底を求めて、下記のとおり申し入れるので、文書回答とともに団体交渉により誠意をもって回答すること。

 休業補償について
37.5度以上の発熱、風邪の症状や倦怠感、息苦しさを感じる症状、味覚障害・嗅覚障害など新型コロナウイルス罹患を疑う場合および感染した場合は、病院の責任で自宅療養とし、特別休暇として取り扱うこと。その期間は賃金補償を行い、労働者に不利益扱いを行わないこと。
派遣労働者、委託労働者に対しても同様の休業補償を行うこと、特別休暇を取得できるようにすること。
子どもの休校に伴う養育が必要な場合、親の介護が必要な場合、家族が感染した場合などについても、同様の休業補償を行うこと、特別休暇を取得できるようにすること。

 労働者の安全確保について~PCR検査の拡充
感染拡大防止、労働者の安全確保に向けてPCR検査の実施・拡充は必須の課題である。しかし、現状は国が検査を抑制している現状である。保健所も業務過多、人員不足の中で検査が抑制されている現状である。
陽性か陰性かが判明しないと、感染対策は後手後手となり、患者も労働者も常に感染の危険にさらされ、根岸病院そのものがクラスターの発生源そのものとなる。これを阻むために、根岸病院が検査に消極的になることなく、積極的に検査の充実を進める方策を実施すること。一方で根岸
防疫用品の確保は必須の課題である。備蓄はどこまで確保されているのか?病院の責任で、備蓄が切れた場合も想定して、そのための対策を講じること。

 院内で新型コロナウイルスが発生した際の対策について
患者が新型コロナウイルスに罹患した際はどうするのか?病院の責任で搬送先の確保、搬送方法などの対策を講じること。
搬送先が決まらない場合は、当院での治療を実施する場合も想定する必要があるが、その際の対策も講じること。

 新型コロナウイルス対策に向けて病床の確保について
今後も院内で新型コロナウイルス疑いの患者が発生する可能性は高い。よって、そのための病床を確実に確保していく必要がある。そのための空床ベッドを確保するために入院制限・調整を行うこと。
検査の結果が判明するまでは、「陽性」として対処するため、防護着をはじめ確実に防護着はじめ確実に防護体制を用意すること。

 情報開示について
今後、新型コロナウイルスが院内で発生した場合は、ただちに報告し、入院の中止、外来の中止を院外に報告し、対策をとること。

・日時     2020430日まで
・場所     根岸病院内

                                以上
病院として簡易の検査キットを確保して患者・労働者の安全を確保すること。
 マスク、N95マスク、防護着、消毒液などの確保について