永留文子さんは、聖パウロ病院で長らく未払い労働が横行していたことを怒りに感じ、未払い賃金の支払いを求めて、民事訴訟を行ないました。この度、3月30日、東京地裁立川支部民事部は、病院(被告)と永留さん(原告)に、被告が2019年5月から10月の分の未払い賃金として3万7800円を原告に支払うという調停案を示し、病院側がそれを呑んだのです。
病院側は、団体交渉では、始業時間前の申し送りは、「自然発生的に行われていた」「病院が指揮監督して行われたものではないから、未払い賃金は発生しない」と世間一般では通用しない屁理屈をこねて支払いを拒否していました。司法の場でもその屁理屈を主張していたのですが、今回支払うとなったのです。
皆さん、残業代はきちんと支払われていますか?「タダ働き」は法律違反です。おかしいなと思ったら組合に連絡ください!