2020年1月8日水曜日

エイドさんのこと


エイドさんについて。エイドさんは、本当に過酷な労働を強いられています。エイドさんの仕事の内容は、患者さんのオムツ管理と交換・入浴の際の着替えなど患者さんの生活全般に関わることです。

 エイドさんは、各病棟に5〜6名働いています。勤務時間は早朝の6時半から夕方の17時まで 、拘束時間は10時間半です。長時間拘束であるにもかかわらず、残業手当は一切支払われていません。なぜかと言うと、2時間半は、休憩時間の扱いになっているからです。しかし、その2時間半の間も、エイドさんたちは、患者さんの世話をして働いているのです。
 エイドさんは、杉並区梅里にある「白鳥」という派遣会社から聖パウロ病院に派遣されて働いています。「白鳥」とは、昔で言う家政婦紹介所です。団体交渉では、病院側は、エイドさんについては雇用主が違うから、エイドさんのことは派遣元に言ってくれと言わんばかりの対応をします。 しかし、エイドさんも、私たちと同じく聖パウロ病院で働く仲間です。同じ職場の仲間として放っておくわけには行きません。
 それに、病院側には、派遣されて働いている労働者に対する監督責任があります。 毎日残業をさせていながら残業代を払っていない違法状態が続いていることを、病院経営者として放っておいていいわけがありません。
 また、エイドさんのなかには、日系ブラジル人の方が多くいらっしゃいます。遠い異国の地から、日本に働きに来られた外国人労働者の皆さんとも、つながっていきたいと思います。

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