2020年1月15日水曜日

聖パウロ病院分会NEWS 第1号

https://drive.google.com/file/d/13N5w8sh_BMu5cvlqGZdmx_Lh1Dvswc_m/view?usp=sharing 

多摩連帯ユニオン聖パウロ病院分会結成にあたって

 聖パウロ病院で働く労働者の皆さん!多摩連帯ユニオン聖パウロ病院分会です。
 多摩連帯ユニオン聖パウロ病院分会は、労働者の働く権利の向上のために、労働組合を立ち上げました。
 聖パウロ病院の日勤の看護師の募集広告・就業規則には、「9時~17時まで」と謳ってあります。しかし、8時45分から、夜勤
から日勤への申し送りが行われていました。労働基準法違反の労働が少なくとも9年間延々と続いていたのです。私達は10月29日に、病院に対し、団交申し入れをしたところ、第5病棟では、何の説明もなく、申し送りが「9時から」に変更されました。これはこれでいいことなのですが、いままでの「8時45分から9時まで」は何だったの?時間外労働をさせられていたということです。これについて、私たち労働者は、時間外労働について、「早出残業代」を請求することができます。
 しかし、申し送りの時間を戻すということはどうやら聖パウロ病院の全病棟に適用されたものではないようです。いまだに8時45分から申し送りをしている病棟もあれば、8時50分からだと言うところもあります。「何だかあいまいだ」と言っている看護師もいます。だから組合は、「申し送りの時間が9時からになった」ことを、文書で通達してくださいと病院側に申し入れました。当たり
前のことだと思います。

 組合は、「早出残業をした全員の分の残業代を払ってください」と病院に要求しました。
 また、一番過酷な労働を強いられている「エイドさん」のことも、組合の課題だと考えています。エイドさんは、早朝6時半~夕
方17時までが定時です。長時間の拘束にも関わらず、残業代は支払われていません。なぜなら、「休憩時間が2時間半あるから」だ
というのです。「エイドさん」の仕事は、患者さんのおむつの交換・入浴介助などほとんどの介護業務を担っています。しかもその
「2時間半」の間も、休憩しているわけではなく、働いているのです。

聖パウロ病院分会は、2回にわたる団交を行ないました


 職場環境の改善のために、分会長は6月以来、病院に働きかけてきました。何にも変わらなかったので、10月末に労働組合に加入し、分会を立ち上げました。その結果、申し送り開始の時間を、少なくとも5病棟では、9時からにすることをかちとりました。しか
し、残業代は未だに未払いです。ぜひ、組合に加入し、みんなで勝ち取りましょう病院経営側と2回の団体交渉を行ないました
 聖パウロ病院分会は、昨年の11月と12月の2回に渡って、病院側と2回の団体交渉を行ないました。組合側は、「申し送り開始の時間を9時以前から行われていたのを、9時以降に戻すのであれば、そのことを文書で通知しろ」「そのための掲示板を貸与しろ」「今までの時間外労働分を全員に対して支払え」と要求しました。しかしいずれも、病院側は断っています。「文書による通知について」は、「すでに実務上行われていることなので通知の必要はない」との応えでした。
 そうでしょうか?時間外労働はなくなりましたか?本当に全病棟で、「9時以降に戻った」のでしょうか?
 それと「時間外労働分を支払え」ということについては、病院側は、「組合員である分会長の分だけ」と、しきりに強調しました。そうやって分会長と他の皆さんを分断しようということです。組合員じゃないから時間外残業代を請求できないということはありませ
ん。セブンイレブンの未払い残業代が社会問題化しましたが、あれは全額が非組合員の残業代です。
 最後に分会長は、きっぱりと言いました。「私だけのためになら、こんなことはしません。私は聖パウロ病院で働く皆さんが良くな
る、ただそれだけのためにやっているんです」
 「一人は万人のために、万人は一人のために」これが、私達の願いです。
 私達は、エイドさんの条件も良くなるために闘います。

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